「素晴らしき日々」をクリア後に読みかけて挫折してしばらく積んであった「論理哲学論考」を遂に読み終わったので、それについて書きますよー。 論理哲学論考 (岩波文庫) 作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2003/08/20…
clockupのエロゲ、フラテルニテをプレイしましたよー。 euphoriaのメーカーだし、↓このキービジュアルが衝撃的過ぎてずっとやりたかったエロゲです。 予想通り期待以上に最悪(いい意味で)な物語だったので、感想やその他諸々を書きたいと思います。 あらす…
この記事は京極夏彦「魍魎の匣」のネタバレを含みます。 前回の記事で、初めてドールをお迎えしたことについて書きまして、 urutakonbe.hatenadiary.jp 最近はツイッターとかに上がっているドール写真をちょくちょく見てるんですけど、野外での写真がとても…
ちょっと前に初めてのドールをお迎えしたのでそれについて書きますよー。 お迎えした子はですねー。DOLLZONEのGillちゃんです。 (超可愛いです) 今回初めてのドールお迎えでしたが、実物はお迎え前に思ってたよりも圧倒的に可愛らしく、マジ驚愕でした。私は…
最近は、少女、女の子、女子、乙女、あとメンヘラさんの思考回路に興味があり、今回は二階堂奥歯さんの「八本脚の蝶」を読みましたよー。 八本脚の蝶 作者: 二階堂奥歯 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2006/01 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 401…
「素晴らしき日々~不連続存在~」をフルコンしましたのでなんか書きますよー。 この「素晴らしき日々」はエロゲ名作選なんかでは毎回名前が挙がる作品で、私は(何故か)身構えながらやったのですが、噂にたがわぬ大傑作でした。 文学からの引用が多く、引用…
シュルレアリスムの原典?みたいな位置づけで語られるロートレアモン伯爵「マルドロールの歌」を読みましたよー。 この本の著者、ロートレアモン伯爵っていうのは筆名で、本名はイジドール・デュカスって言って、伯爵でもないんですけど、「マルドロールの歌…
みさくらなんこつ、ハースニールのエロゲ「オタサーの姫に告られた結果wwwww」やりましたーv(゚∀。)vアへェェ この記事は、ややネタバレ含むのと、結局結論が出ないのと、にわか臭がすると思うので注意です。 このエロゲはですね。 この時にメイドさんからオス…
舞城王太郎がジョジョでやりたい放題やった本ってだけで垂涎なのに、Amazonの評価が最低or最高の二極化してるなんてそんなん面白いに決まってるじゃないですかー♡♡ と思って読みましたー。 ジョージ・ジョースターッ!! (表紙のリサリサは目が離れてて垂れ…
ラヴクラフト全集1を読みましたー。&読んでたら水族館に行きたくなったので行ってきましたー。 ネット界隈でよく見かけるクトゥルー神話の創始者にして、宇宙的恐怖なるものの提唱者であるところのラヴクラフトさんとのことですが、よくわからないので読ん…
「euphoria」フルコンプしましたので、なんか書きますー。いえー。 何やらハードめなエロゲの傑作とのことなのでワクワクしながらプレイし始め、私の期待を裏切らないどころか遥か頭上を飛び越えていくすげぇエロゲでした。 私はエロゲ歴2作目の糞にわかなの…
エロゲ、「罪の光ランデヴー」やり終わりましたよー。いえー。 この時買ったやつです↓ urutakonbe.hatenadiary.jp 私、ちゃんとエロいエロゲをやったのは初めてなので、(昔、クラナドは、やったけれどあれはエロくなかったし)なかなか新鮮で、楽しくプレイす…
坂口安吾「堕落論」を読みましたので、書きますよー。いえー。 えー、「堕落論」に先立ちまして、ひとまずフランス文学の話をしましょう。 っていうのも、「堕落論」もそうなのだけれど、安吾さんは考え方が非常に独特で、どういう過程を経ればそこに至るの…
先日初めてメイドカフェなるものへ行ってきたのでその感想でも書くよー。いえー。 久しぶりに日記を書いたらオープニングまでが長い映画みたいな形式になりました。ご容赦を。 では。 なんやかんやあって一人で東京で1日遊ぶことになった私は大した下調べも…
戦後に思いを馳せる今日この頃。 かつて「戦争を知らない子供たち」だった若者たちも、もうジジイになり、闇市で残飯シチューを買い求めた人々も、もはや存在するのかさえ不確かです。 敢えて語られることの少ない戦後とは、一体どんな時期であったのか。 こ…
角川ホラー文庫から出てる短編集の「双生児」を読みましたよー。 変なものを愛でるタイプの人々にとって江戸川乱歩は基本中の基本って気がします。でも私は実はあんまり読んでないので、そこんとこちゃんとしようと思って今回食指を伸ばした次第です。 あら…
ショスタコーヴィチの証言を読みましたよー。 クラシックを齧ったことのある人ならば名前くらいは聞いたことがあるかもしれない、音楽史的にも重要な位置を占めるかもしれない書物をやっと読みましたー。いえー。 一応先に書いておきますが、この本は記者の…
この記事は前置きが長くなりますので、私にとっては前置きもかなり重要な内容ではあるのですが、完成したモノだけ見たい方は飛ばして頂けると幸いです。 私が2015年に行った展覧会の中で(3つくらいしか言ってないけど)印象に残っているもの中に「魔女の秘密…
昭和が面白い今日この頃。今回は寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」を読みました。 あらすじ! 稀代のアジテーター寺山修司による、つまらない人生をつまらないまま終わらせないための指南の書。 あらすじ終わり! 正直なところ、序盤は「何言ってんだこい…
変なものを作っている人のことは知りたくなるのです。 今回は四谷シモン「人形作家」を読みましたよー。 あらすじ! 今や人形作家としての地位を不動のものとした四谷シモン。いま語られる彼の半生。 あらすじ終わり! 60年~70年代くらいの風景、つまり文化…
今回はボルヘス「伝奇集」です!「ボルヘスは作家のための作家ー」とかいろいろ噂だけは聞いてたやつを実際どんなものかと読んでみました。 (表紙も素敵です) あらすじ! 宇宙 あらすじ終わり! この本のあらすじらしいあらすじを書くということは私などに…
初めての金田一耕助シリーズです!病院坂の首縊りの家! 映画じゃなくて原作の方です! なんでよりによって初の金田一耕助シリーズが「金田一耕助最後の事件」であるところの本作であるかという所でございますが、たまたま古本屋でこの素敵なハードカバーと…
ボニーとクライド! 「出会ってしまった危険な2人」の代名詞でもある彼らは何者であり、どう生きてどう死んだのか? 気になったので見てみました。映画!俺たちに明日はない! あらすじ! たまたま出会ったボニーとクライドはお互いにピンとくるものがあって…
飼い犬が手を噛むので、今回は初めてのフェデリコ・フェリーニです!巨匠! 「フェリーニのローマ」! なんか他に代表作っぽいのがいっぱいありそうな気がするんだけれど、いつも行ってるレンタル屋さんにはこれしかなかった。 あらすじ! これが”フェリーニ…
読書家諸氏、秋の夜長をどうお過ごしでしょうか。 いえ、愚問でしたね。読書家の皆さまは「読書の秋」という古き良きフレーズを免罪符として昼夜を問わぬ読書三昧、現実と虚構の間を縦横無尽に駆け回り仕事や学校に支障が出る日々を過ごされているものと推察…
前回読んだ本が暗くて長くて爽快感のない類のやつだったので(悪いとは言ってない)、次はサクッと読めて楽しいやつを、と思って積読を見渡したところ、これが一番いい塩梅だったので。 あらすじ! こじらせ少年少女の妄想、空想に容赦ないヌンチャクを叩き…
宮尾登美子さんの小説「鬼龍院花子の生涯」を読んだ後、それを原作にした五社英雄監督の映画版を観たので、それについて書きたいと思います。 普段だったら、「原作の方を読んだら映画版とかは見なくてもいいかなー」と思っちゃうんですけど(逆も然り)、今…
先日こういう記事を書いたんですけど。 <a href="http://urutakonbe.hatenadiary.jp/entry/2015/08/15/151508" data-mce-href="http://urutakonbe.hatenadiary.jp/entry/2015/08/15/151508">読書家の狂気を表現する 革のブックカバー製作 - 鉛…
読書家諸氏、お盆はどうお過ごしでしょうか。 帰省や旅行などで長い時間を移動に費やす方も多いことでしょう。 そんな時に旅のお供として重宝するのが本であることでしょう。読書家の皆さまならば長時間の移動はむしろ積読の消化に充てられる大変貴重な時間…
久々に古野まほろ成分を摂取したく、「群衆リドル」なる本を手に取った次第です。 あらすじ! フツーの元女子高生渡辺夕佳の元に突如届けられたなんかすげぇ館への招待状。せっかくなので恋人の同伴の元ご招待に与ることにしたものの、行ってみた先で出会っ…