鉛甘味料うるたこんべ

変なもの愛されないものを主とした本、映画、工作、その他の記録

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

私は幸せかもしれない O嬢の物語

マゾとは如何なるものかを世界に知らしめた一冊として有名な「O嬢の物語」を読みました。 偏見かもしれないけれど、特殊性愛とかに関して突き抜けたところまで踏み込んでる書物って作者がだいたいフランス人なイメージがある。「O嬢の物語」も然り。サド侯爵…

一人で強くなるということ バケモノの子

普段あんまり流行りものみたいな映画を映画館で見ることはないのだけれど、誘われたんで公開初日に見に行ってきました。こんなの初めて。 以下の文章は一応、ネタバレ、批判、独自の解釈注意です。 「バケモノの子」予告 - YouTube あらすじ! なんやかんや…

文学で発電は可能か 青い脂

ウラジーミル・ソローキンの「青い脂」を読みました! 自分的に、古典が偉大過ぎる文学界隈で現在進行形な作家はピンチョン、ソローキンあたりっていう偏見があって、「読書とかけっこうする方」とか言っちゃう身としては読んどかないとと思っていたのです!…