鉛甘味料うるたこんべ

変なもの愛されないものを主とした本、映画、工作、その他の記録

2015-01-01から1年間の記事一覧

啓蒙しておくれ 「ファイトクラブ」 で、どこまでもいける

深そうな映画撲滅キャンペーン中なのでー。なんかそれっぽいやつをー。 と思って、今回は「ファイトクラブ」という映画を見たのだけれど! 意外!これは、「深い」映画だった!「深そう」ではないからセーフ! あらすじ! うだつの上がらない主人公はうだつ…

理不尽に終わる「cube」の感想

最近多い理不尽サバイバルゲーム物語の先駆け!かどうかは知らないけれど、とにかく早い段階で作られたその手の映画っぽいので、見た! あらすじ! 気付いたらなんか立方体?の部屋?の中に居る。あ、なんかここ開く。なんだよ向こうも同じ部屋じゃん。とは…

フレディさんは弱そうだった エルム街の悪夢

最近見る映画がなんか「深そう」なやつに偏ってきた気がして、これはアカンと。 ヴェリベストオブ俗物であるところによるこの私がそんな深そうな映画を見て分かったようなことを書いているなんて身の毛もよだちますね。うんこうんこ。 そういうわけで今回は…

理性を剝いて感情を取り出そう ベティ・ブルー インテグラル

ベティ・ブルーって呼んでよねってどう呼ばれたいんだと思って見たのである。 あらすじ! ゾルグとベティは毎日ゴロゴロしながら、一緒に暮らしていたのである。なんか人生いろいろと諦めまくりなゾルグ、凶悪なまでの身勝手さ自由さで周りのものを破壊しま…

滑稽で奇っ怪 肉体の門(1988)

「吉原炎上」からの流れで「肉体の門」を見た! 肉体の門!女性器を連想させるなんていやらしい響き!パッケージにどう見ても売女のセンス悪そうな服を着た女たちが沢山ひしめき合っていてすこぶる趣味が悪い!こんなもの見るやつがいるのかと思ったので私が…

そういうこともある マグノリア

ジョジョ6部のパクリ先と聞いて、「マグノリア」という映画を見たのである。確かに! この映画 一見無関係な数人の男女がそれぞれの悲しい出来事に見舞われる様子が、少しずつ、平行して映し出される。時間が進むにつれそれぞれの物語は少しずつ絡み合って…

存在の耐えられない軽さは、もやっと引っかかる映画だった

プラハの春などが題材になっているとの文句に惹かれ、見た。 この「存在の耐えられない軽さ」ってタイトルが意味深で、既に何かを訴えられている感覚に陥るのだけれど、その意味までは分かるようでわからない。原題も「The Unbearable Lightness of Being」…

覚書、ポニョはたぶん思っていたよりも面白い映画

昨日ポニョがやってたので見てたんですよ。 前にも見たことはあって、自分の周りの人がやたらこの映画を貶してたのを聞いてたのもあってか、えーそこまで言うほどかなー?ぶっとんでていい感じじゃん。ってくらいの感想を持ってたんですけど。 昨日改めて見…

ぼくらのひかりクラブ はとんでもない悲劇だった

ライチ☆光クラブを読んで、外伝のほうも気になったので。読んだ。 この話は、作者の古屋兎丸さんが「ライチ~」本編の方でどうしても気になるところがあって、妄想を膨らませた結果、それを形にしたくなった。した。 っていう経緯で描かれた漫画らしいので、…

わからん映画 さらば、愛の言葉よ

ゴダール、「さらば、愛の言葉よ」見てきた。2D で。2 D で 。 だって名古屋は2D上映しかないんですもの。Fuck!!いや、それでも上映したところは褒めるべきなんだけれど、あれだ、3D上映が可能でありながらしなかった映画館Fuck!と言い直そう。 という…

旅のお供に ライチ☆光クラブ

サブカルクソ野郎共の多くがそうするように! ライチ☆光クラブを読んだのである! あらすじ! 9人の少年たちからなる光クラブは廃墟の地下にてある崇高な目的のため日々作業に励んでいたのである!美しく気高き少年たちの計画は順風満帆滞りなく遂行され、遂…

フランケンシュタインはクリエイティブの種だったかもしれない。

根源に迫る読書をしようっていうのが自分の中でありまして、今回メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」(森下弓子訳)を読んだ次第であります。なんかこの本、調べてみると「映画のイメージが強くて原作はあまり読まれてないー」って書かれてるのを…

吉原炎上は世界の終りだったかもしれない

いつ、どこで、知ったのか、まるで覚えちゃいないけれど、なぜか知っている、吉原は炎上するものである。 一体吉原に何があったのか。私は確かめねばならぬ。 という謎の使命感でレンタルして見ました。 あらすじ! 800円の借金のかたに生娘、久乃が連れてこ…

気狂いピエロ

ゴダールの新作映画がもうすぐ公開!これは事件だ!と聞いた。 ゴダールって誰なんだ知らん!でもなんか気になる! とりあえず代表作らしい「気狂いピエロ」を見て今後の動向を決めよう! ということで見た! あらすじ! 男と女の愛の逃避行らしき何か。 あ…

だまし絵Ⅱ で揺らぐ現実

名古屋市美術館でやってる「だまし絵Ⅱ」行ってきた。 たまたまそのあたりに用があったのでついでに行ってきただけなので、下調べとかしてなかったのでどうかと思ったけど、かなり楽しめた。 事前知識としては「だまし絵?あぁ、エッシャーとかでしょ?面白い…

小さな悪の華は小さな恋のメロディのダークサイドかと思った。

先日は「小さな恋のメロディ」について書いて今回は「小さな悪の華」です。 漫画の「惡の華」が大好きでここ数年では唯一単行本を追って読んでて、完結した後はちょっと離れてたんだけどネットを徘徊してたらこの映画を見つけて、あ、これ作者が影響受けたや…

小さな恋のメロディからマルキ・ド・サドの美しさを思ふ

私今日ね 昔の映画を見たの 小さな恋のメロディよ ねぇ 小さな恋のメロディ見たー!良かったー! 最近は映画を見まくっているんだけど映画は初心者なので何から見ればいいかよくわからん→結局筋少から辿っていくスタイル! 基本的にはゲテモノキワモノ、マッ…

ヒッチコック鳥!

巨匠も巨匠、ヒッチコック。 前に「サイコ」は見たのだけれど、なんか発表当時は衝撃的だったかも知らんけど今更見てもそんな大したことないなー、と思ってしまって、ヒッチコック大したことないなー所詮昔の人かーと舐めていた今日この頃。 ヒッチコック「…

外人が作った映画 陰獣 injuから自分の読書を考える。

レンタル屋さんに江戸川乱歩の陰獣をフランス人が映画化したやつがありまして。 そういう触れ込みをされたら私のような人間は物珍しさに思わず手に取り、 エロいシーンもあることを確認しつつ、 レジに持っていくのです。 見た結果 内容としては、ちょっとな…

古き良きちょいエロSF映画、バーバレラ

バーバレラを見た! 前から名前だけ知ってたけど、見てなかったやつ。 そんなに面白そうじゃないけど見たかったやつ。 特撮というバンドのバーバレラって曲があって気になってたんです。 大槻ケンヂの界隈は曲がいいだけじゃなくて他の趣味にも広がるからい…