鉛甘味料うるたこんべ

変なもの愛されないものを主とした本、映画、工作、その他の記録

気狂いピエロ

ゴダールの新作映画がもうすぐ公開!これは事件だ!と聞いた。

ゴダールって誰なんだ知らん!でもなんか気になる!

とりあえず代表作らしい「気狂いピエロ」を見て今後の動向を決めよう!

ということで見た!

 

あらすじ!

男と女の愛の逃避行らしき何か。

あらすじ終わり!

 

正直よくわからんかった!

正直本当に愛の逃避行だったのかもいまいち自身がない。

この映画は何だったんだろう?なん、だったんだろう?

 

否、つまらない、見る価値のない映画だったとは全く思わないのだけど、わからんかったんや。

 

会話が意味不明だったり、脈絡が意味不明だったり、音楽の使い方が意味深だったり

、ちゃんと見れば意味が解る類のやつなのか、最初から意味などない類のやつなのか、それすらわからん、調べてみてもいまいちわからんという念の入れよう(引用がどうのこうのだって)。

これはただごとじゃない。あるいはただごとだ。

 

それでもこの映画を最後まで寝ないで見ることができたのは、一番大きい要因としては、アンナ・カリーナさん(文学的な名前!)が全編通して素敵すぎたことだよなー。「いやー素敵だ!」と思っているついでに映画の意味を考えてみたりしてたらなんだかんだ映画が終わっていったという感じ。そうだな、意味不明さにはアンナ・カリーナさんを素敵に見せる効果はあったかもしれない。

 

あとは構図とか色使いの妙かねー。急に画面が赤くなったり、主人公2人がちょくちょく意味がなさそうだけどちょっと楽しくなるような動きをしている。こいつら、さては運動神経がいいな。

 

あとピエロって何だったんだ?

ピエロ?ピエロねー。

ピエロっていう記号的には(自分が連想するのは)、人を喜ばせることで生きてる人、とか、殺人鬼、とか、本当は無感情なのに普通人を装ってる人、とか?

明らかにイメージが創作の影響を受けてるな。スティーブンキングとか太宰治のせいだ。「気狂いピエロ」の主人公のおっさん(何回も名前を言い直してたのにもう忘れた)は何かピエロだったのか?

そりゃ最後の青塗りの顔とかはピエロ的ではあったけどその前からピエロ言われてたしなー。わからんなー。

 

という感じで何もわからんまま感想も終わります。

 

こんな終わり方?!そんなの嫌だ